RaspberryPiのサーバー化


Sambaのインストール

以下のコマンドでインストールする。

sudo apt update
sudo apt install -y --fix-missing samba samba-common-bin

以下のような画面が出てくるので<はい>を選択して続行。 f:id:ricrowl:20200613163251p:plain:w400

以下のコマンドでSambaのステータスについての情報が表示されればOK。

sudo systemctl status smbd

共有ディレクトリ作成

適当な場所に共有したいディレクトリを作成しておく。

今回はhome下に共有ディレクトリShareを作成した。

mkdir /home/user00/Share

Sambaの設定

Sambaの設定ファイルを編集する。

sudo vim.tiny /etc/samba/smb.conf

まず、ファイルの最後に以下を追記。

[Share00]
comment = Share
path = /home/user00/Share
public = yes
read only = no
browsable = yes
force user = user00
guest ok = no
  • [Share00]: このサーバーの名前
  • path = /home/user00/Share: 共有ディレクトリのパス
  • force user = user00: ラズパイのユーザー名で、サーバーアクセス時このユーザーとしてアクセス

次にファイル上の[global]の直後に以下を追記。

map to guest = Never
security = user
guest account = nobody
browsable = no

一応特定のユーザーしかアクセスできないようにしている。

誰でもアクセスできるようにする場合はファイルの最後の追記内容のguest ok = noの箇所と[global]の追記を消す。

追記後、以下のコマンドでサーバーアクセスのパスワードを設定。

sudo smbpasswd -a user00

そして以下のコマンドでSambaを再起動。

sudo systemctl restart smbd

Windows上で認識

Windows10ではエクスプローラのネットワークを右クリックするとネットワーク ドライブの割り当て(N)という欄があるのでこれをクリックする。

出てきた画面で

  • ドライブ: 好きなドライブ文字
  • フォルダー: \\[サーバーのipアドレス]\[サーバー名]

を設定して完了を押す。

f:id:ricrowl:20200613182833p:plain:w300
ネットワーク ドライブの割り当て画面

ネットワーク資格情報の入力の画面が出てくるのでSambaで設定したユーザー名(この記事ではuser00)とパスワード(sudo smbpasswd -a user00で設定したパスワード)を入力する。

これでWindowsからサーバーにアクセスできるようになった。